保険プラットフォームプロバイダーのINSTANDAが、さらなる成長へ向けて4500万ドルを調達。

新たな資金調達でグローバル展開と次世代プラットフォーム開発を加速。

2022年6月20日、ノーコードの保険管理システムを提供するINSTANDAは、欧州大手の金融サービス企業向けグロースエクイティ投資会社であるToscafundが主導し、既存投資家のDale Venturesも参加する形で4500万ドルの資金調達を完了したと発表した。

この資金によって同社は、欧州、アメリカ、日本、UAEにおける事業を拡大し、既存のエコシステムを未来に向けたマーケットプレイスに発展させるなど、保険会社や保険代理店に提供するエンドツーエンドのデジタルプラットフォーム増強を加速させることで市場ポジショニングを確立し、競合優位性を確固たるものにすることが可能となる。

世界初のノーコード保険管理システムである「INSTANDA」は、損害保険や生命保険など保険商品の設計や引き受け、証券発行、解約や更新など契約に関する管理業務を一元化し、従来の複雑な保険バリューチェーンをデジタル化。ノーコードで柔軟にカスタマイズできる最先端のインシュアテックシステムが、短時間・低コストで商品展開・流通を可能にし、保険会社や保険代理店、保険仲立人などユーザーの市場シェア拡大・ビジネスを成長させる。

INSTANDAは、2020年初頭に1950万ドルを調達。その成長はロックダウン期間中も衰えることはなく、2021年にはアメリカ、イギリス、欧州、日本で21社の新規クライアントを獲得。イギリスおよび欧州・中東・アフリカの顧客には、Atlanta(Ardonagh Group傘下)、Hamilton Fraser(GRP Group傘下)、HDI Global SE、Standard Bankといった一流企業が名を連ね、2022年第1四半期には顧客数は世界で70社を超えるまでとなった。顧客とのやり取りや契約に関する業務において業界全体のデジタル化が進み、それによって生じる様々なニーズに対応できるプラットフォームを保険会社や保険代理店は必要としており、INSTANDAは最先端のデジタル保険ソリューションであるINSTANDAのさらなる収益増加が見込まれる。

また、INSTANDAは保険業界から優秀な人材を集め続けており、近年では損害・生命保険の両分野での市場拡大を図り、Aviva、Hiscox、WR Berkley、Accentureからキーとなる人材を採用している。

INSTANDAのCEO兼共同創業者、Tim Hardcastleのコメント

「世界初のノーコード保険契約管理システムであるINSTANDAは「最新テクノロジーで保険ビジネスに革新をもたらす」という信念に基づいて開発されました。短時間・低コストで保険商品の管理業務一元化が可能になり、変わりゆく顧客ニーズに適切に対応できるプラットフォームは他にありません。

お客さまの生産性の向上・収益の増加を促進させるため、業界のトレンドを読み取り、専門知識と最先端の技術を駆使してサービスを提供するよう努めている私たちにとって、Toscafundからの資金調達は非常に大きな節目であり、コスト削減のみならず、INSTANDAが構築する新たな保険業界バリューチェーンの価値をお客さまにしっかりと感じていただけるサービスを提供できるようになります。」

Toscafundのパートナー、Fabrizio Cesarioのコメント

「INSTANDAがヨーロッパおよび世界中で起こしている金融業界の革新は、ハイテク・スタートアップへの支援において優れた実績を持つ弊社の戦略に沿っており、同社の経営陣とともに事業を更なる発展へと導いていきたいと考えています」

Toscafundパートナー、George Koulourisのコメント

「INSTANDAが提供するデザイン思考、豊富な保険商品、各地域に事業の執行力の高さに魅力を感じました。保険業界は変革の時期を迎えていると言われていますが、説得力のある価値提案でそれを実現できる企業は数少なく、その一つであるINSTANDAがもたらす可能性は無限大です。ファイナンシャルパートナーとして、保険業界の変革に携わることをうれしく思います」

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